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「宅建って、独学で本当に受かるの?」
スクールの受講料(10万円前後)を見て、これを検索しているはず。その答えを、実際に独学で合格した私のデータで出します。
- 私は独学1年・自己採点38点で合格(合格点37点の年。ギリギリでした)
- 使った教材は市販テキスト・過去問・YouTubeの3つだけ。スクールなし
- ただし平日3時間・土日5時間×1年は、単純計算で約1,300時間。一般に言われる目安(300〜400時間)の3倍以上で、明らかにかけすぎ
- 今からやり直すなら**「過去問中心・宅建業法を最優先」**に絞る(後述)
この記事では、美化しない実データと反省をそのまま書きます。
私の合格データ【美化なしの実数字】
まず、聞かれる前に全部出します。
| 項目 | 実データ |
|---|---|
| 受験年 | 2018年 |
| 勉強期間 | 約1年 |
| 勉強時間 | 平日3時間・土日5時間(週約25時間) |
| 合計 | 単純計算で約1,300時間 |
| 教材費 | テキスト+過去問集のみ(スクールなし) |
| 結果 | 自己採点38点で合格(この年の合格点は37点) |
2018年の合格点は37点。例年より高い、いわゆる「当たり年」ではない難しい回でした。それでも1点差だったのは、勉強の量ではなく質に穴があったからだと今は思っています。
使った教材は3つだけ
スクールにも通信講座にも課金していません。使ったのは次の3つです。
| 教材 | 使い方 |
|---|---|
| 市販テキスト | 全体像の把握。最初に1周、あとは辞書代わり |
| 過去問集 | メイン教材。繰り返し解く |
| YouTube(宅建渋谷会) | 通勤・スキマ時間に講義動画。無料 |
とくにYouTubeの「宅建渋谷会」は、独学の弱点である「解説してくれる人がいない」を無料で埋めてくれました。テキストを読んでも頭に入らない単元を、動画で先に聞いてからテキストに戻ると理解が早い。この「動画→テキスト→過去問」の順番は、今やり直すとしても変えません。
スクール10万円は、独学で挫折した経験がある人以外には不要というのが私の結論です。教材にお金をかけるより、過去問を回す時間を確保する方が点になります。
反省:1,300時間は明らかにかけすぎだった
宅建の勉強時間の目安は、一般に300〜400時間と言われます。私はその3倍以上かけて、結果は合格点+1点。振り返ると、ムダの原因は2つでした。
原因① テキストを「読む勉強」に時間を使いすぎた
最初の数ヶ月、テキストを丁寧に読み込むことが勉強だと思っていました。でも宅建は4択の試験です。テキストを読める≠問題が解けるで、読んだ時間の多くは点になっていません。
原因② 期間を1年に設定したこと自体が失敗
期間が長いと、序盤に覚えたことを終盤に忘れます。私は直前期に「1年前にやった単元のやり直し」をしていました。同じ25時間/週なら、3〜4ヶ月に圧縮した方が忘れる前に試験日が来る。長くやるほど有利、ではありませんでした。
今からやり直すなら:この順番で勉強する
科目ごとの細かい時間配分は、正直もう覚えていません。ただ、配点の構造から「今ならこうする」は明確に言えます。
宅建は50問。内訳はほぼ毎年固定です。
| 科目 | 配点 | 優先度 |
|---|---|---|
| 宅建業法 | 20点 | 最優先。ここで満点近くを狙う |
| 権利関係(民法など) | 14点 | 深追いしない。頻出パターンだけ |
| 法令上の制限 | 8点 | 暗記で確実に拾う |
| 税・その他 | 8点 | 直前期にまとめて |
やり直すなら手順はこうします。
- 最初の2週間:テキストをざっと1周(完璧に理解しようとしない)
- 残りの期間ずっと:過去問を解く→間違えた単元だけ動画とテキストに戻る
- 宅建業法だけは全問正解のつもりで仕上げる(配点20点は裏切らない)
権利関係を完璧にしようとするのが独学最大の沼です。民法は範囲が事実上無限で、深入りした時間が点に変わりにくい。**「業法で稼いで、権利関係は半分ちょっとで良し」**と最初に決めてしまうのが、私の1,300時間から言える一番の教訓です。
宅建を取って、実際どうだったか
私はこの資格で不動産業界に入り、賃貸営業を経験しました。その経験は仲介手数料の交渉や退去費用のぼったくり対策といった記事の土台になっています。
資格単体で年収が跳ね上がる魔法はありません。ただ、不動産は衣食住の「住」。引越しや賃貸契約のたびに、自分を守る知識として一生使えます。資格手当(月1〜3万円が相場)が付く会社なら、教材費は数ヶ月で回収できます。
よくある質問
Q. 何ヶ月あれば間に合う?
目安の300〜400時間を週25時間ペースで割ると3〜4ヶ月です。7月から始めれば10月の試験に計算上は間に合います。ただし週25時間はかなり重いので、平日に時間を取れない人は半年前スタートが現実的です。
Q. 過去問だけで受かる?
過去問「中心」なら受かると思いますが、過去問「だけ」は危険です。私は動画とテキストで理解→過去問で定着、の往復で覚えました。理解を飛ばした暗記は、少しひねられると崩れます。
Q. 独学と通信講座、どっちがいい?
一度独学で挫折した人・勉強習慣がゼロの人は通信講座の強制力に価値があります。そうでなければ、まず市販テキスト+過去問+無料のYouTubeで始めて、続かなかったら課金を検討する順番で十分です。
Q. 落ちたら1年待ち?
はい、宅建は年1回(例年10月)です。だからこそ「今年は様子見」より「申し込んでから考える」をおすすめします。締切は例年7月中旬〜下旬。この記事を読んでいる今が、ちょうど判断のタイミングです。
まとめ:独学で受かる。ただし時間は私の3分の1でいい
- 宅建は独学(テキスト+過去問+無料動画)で合格できる。私は2018年に自己採点38点で合格
- ただし私の1年・約1,300時間は非効率だった。3〜4ヶ月・300時間台に圧縮する方が忘れずに済む
- 配点構造から宅建業法(20点)を最優先。権利関係の深追いが独学最大の沼
次の行動はひとつ。**受験を迷っているなら、まず試験の申込期限(例年7月中旬〜下旬)を今日確認してください。**申し込んでしまえば、締切効果で勉強は始まります。
固定費や家計の見直しと同じで、資格も「いつかやる」が一番高くつきます。20代のお金の全体像はロードマップからどうぞ。