「東京の一人暮らしって、結局いくらかかるの?」
調べると平均値ばかりで、実際の1人の家計はなかなか出てきません。しかも家計簿アプリの数字は、入力漏れや分類ミスがあると簡単にずれます。
そこで今回は、クレジットカードの利用明細6ヶ月分(2025年12月〜2026年5月の利用)を1件ずつ集計しました。記憶ではなく、請求された金額そのものです。
この記事でわかること
- 28歳・東京一人暮らしの生活費の実額(月平均185,600円)
- 費目別の内訳と、月ごとに3万〜9万円ぶれる理由
- 生活費とは別に、毎月いくら投資に回しているか
- 実額を集計して初めて見えた「思っていたのと違った費目」
集計の前提(ここを読まないと数字を誤解します)
先に、この数字が何を含んで何を含まないかを明確にしておきます。
- 対象は楽天カードの利用明細6通(2026年1月〜6月請求分=2025年12月〜2026年5月の利用)
- 家賃90,000円は別のカードで支払っているため、明細には出てきません。集計では毎月90,000円を加算しています
- 通信費はこのカードでの支払いがありません。そのため下の表には含まれていません
- 立替金は除外しました。友人の分をまとめて払って後日回収したもの(79,600円)と、会社から支給される定期券代(77,990円)です。手元から出ていないお金なので生活費に入れると実態がぶれます
- 投資は生活費に含めていません。別枠で後述します
「電気代がない」と思われるかもしれませんが、私は電気とガスをまとめているため、電気代はガス代に合算されています。
月別の生活費(家賃込み)
まず結論から。6ヶ月の合計と月ごとの推移です。
| 請求月 | 生活費 |
|---|---|
| 2026年1月 | 209,274円 |
| 2026年2月 | 173,224円 |
| 2026年3月 | 136,747円 |
| 2026年4月 | 207,955円 |
| 2026年5月 | 161,947円 |
| 2026年6月 | 224,450円 |
| 6ヶ月合計 | 1,113,597円 |
| 月平均 | 約185,600円 |
単純に2倍すると、年間では約223万円という計算になります。
費目別の内訳(月平均)
6ヶ月の合計を12で割らず、6で割った月平均です。
| 費目 | 月平均 | 6ヶ月合計 |
|---|---|---|
| 家賃 | 90,000円 | 540,000円 |
| 買い物・雑貨 | 20,388円 | 122,329円 |
| 娯楽・旅行 | 17,421円 | 104,526円 |
| 外食・カフェ | 15,899円 | 95,399円 |
| 交通 | 9,559円 | 57,358円 |
| 電気・ガス | 6,436円 | 38,617円 |
| サブスク・デジタル | 5,714円 | 34,284円 |
| 食料品(スーパー) | 5,600円 | 33,603円 |
| 医療・コンタクト | 4,956円 | 29,740円 |
| 日用品 | 4,104円 | 24,624円 |
| 水道 | 3,400円 | 20,401円 |
| コンビニ | 2,119円 | 12,716円 |
| 合計 | 約185,600円 | 1,113,597円 |
生活費のうち家賃が48.5%。残りの半分を、買い物・娯楽・外食の3つで占めています。
集計して分かった3つのこと
① ぶれているのは「娯楽」と「買い物」だけ
月13.6万円だった3月と、22.4万円だった6月。この差の中身を見ると、動いているのはほぼ2費目です。
| 費目 | 3月(最少月) | 6月(最多月) |
|---|---|---|
| 娯楽・旅行 | 150円 | 31,480円 |
| 買い物・雑貨 | 5,097円 | 53,338円 |
家賃・光熱費・通信といった固定費は、当然ですが毎月ほぼ動きません。生活費のぶれは、ほぼ全部この2費目で説明がつくということです。
裏を返すと、月の支出を安定させたいなら見るべきはこの2つだけ。他の費目を1円単位で気にしても、家計はほとんど変わりません。
② 食費は思っていたより「外食寄り」だった
食費を3つに分けると、内訳はこうなりました。
| 内訳 | 月平均 | 割合 |
|---|---|---|
| 外食・カフェ | 15,899円 | 67% |
| 食料品(スーパー) | 5,600円 | 24% |
| コンビニ | 2,119円 | 9% |
| 食費 合計 | 23,618円 | 100% |
食費の合計は月2.4万円で、想定どおりでした。ただしその3分の2が外食です。自炊をがんばって食費を下げているのではなく、そもそも食べる回数が少ないから2.4万円に収まっている、というのが正直なところでした。
つまり私の場合、食費をこれ以上削るなら「自炊を増やす」ではなく「外食の単価を下げる」ほうが効きます。集計してみないと、削るべき方向を間違えます。
③ 使途不明金が3万円あった
正直に書きます。6ヶ月分を集計する中で、何に使ったのか思い出せない支出が30,620円ありました。同じ日に2件、いずれも1万円超えです。
金額が小さければ気にしませんが、3万円は月の食費より多い額です。レシートを残さず、その場で記憶に頼っていると、この規模の記憶違いが普通に起きるということでもあります。
生活費とは別に、投資はいくら回しているか
この記事の生活費には投資を含めていません。別枠で公開します。
| 内訳 | 月平均 | 6ヶ月合計 |
|---|---|---|
| 投信のクレカ積立 | 100,000円 | 600,000円 |
| 電子マネー経由の積立 | 55,099円 | 330,594円 |
| 投資 合計 | 約155,100円 | 930,594円 |
生活費185,600円と投資155,100円で、月の支出は合計約34万円。手取り(月28〜30万円)とボーナスを合わせてぎりぎり回っている、という状態です。
生活防衛資金を確保したうえでの金額です。投資額は収入と生活費の余剰から決めるもので、金額そのものを真似する意味はありません。
新NISAの積立をどう設定しているかは、こちらにまとめています。
東京一人暮らしの生活費 よくある質問(FAQ)
Q. 東京一人暮らしの生活費の平均はいくらですか?
A. 総務省の家計調査では単身世帯の消費支出は月17〜18万円程度が目安です。ただし平均には家賃が低い地方も含まれます。私の月185,600円は家賃90,000円を含んだ数字なので、家賃を除けば約95,600円です。
Q. 家計簿アプリではなくカード明細で集計する利点は何ですか?
A. 入力漏れがないことです。家計簿アプリは連携していない支払いが抜けますが、カード明細は請求された金額がそのまま残ります。一方で現金払いは捕捉できないので、両方を併用するのが確実です。
Q. 生活費を下げるなら、まずどこを見るべきですか?
A. 金額が大きく、かつ一度の手続きで下がる費目です。私の場合は家賃が生活費の48.5%を占めるので、ここが最大の論点になります。食費や日用品を削る効果は、金額で見ると限定的です。
Q. 月ごとの支出のぶれはどう管理していますか?
A. 月単位で完璧に揃えようとせず、半年〜1年の平均で見ています。旅行や家電の買い替えがあった月だけを見て「使いすぎた」と判断すると、必要な支出まで我慢することになります。
まとめ
- 28歳・東京一人暮らしの生活費は月平均185,600円(うち家賃90,000円)
- 月13.6万〜22.4万円とぶれるが、動いているのは娯楽と買い物の2費目だけ
- 食費2.4万円のうち3分の2が外食。削る方向は「自炊」ではなく「外食の単価」だった
まずは直近1ヶ月のカード明細を開いて、合計額を見るところから始めてみてください。家計簿をつけなくても、明細を1回眺めるだけで「思っていたのと違う費目」が見つかります。