残業代を前提に生活すると危険?家計が赤字になる典型パターンを解説

残業代が毎月3〜5万円入ることを前提に生活費を設計すると、残業がなくなった月に家計が赤字になることがあります。「残業ありきの生活」の危険性と、基本給だけで回る家計に変える方法を解説します。
仕事をする人のイラスト
出典:いらすとや
目次
この記事を書いた人

28歳・資産2,500万円のFラン卒会社員。都内一人暮らし。35歳FIREを目指して新NISA満額積立中。プロフィール

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

まなぶくん
まなぶくん
やっとかめさん、残業代って毎月あるもので計算に入れてもいいですか?
やっとかめ
やっとかめ
絶対ダメ。3年間それを続けて、残業がなくなった月に家計が崩壊して初めて気づく、というのはよくあるパターンなんだ。残業代は「なかったことにする」のが正解だよ。

毎月の残業代が3〜5万円あると思って生活費を組んでいると、部署異動で残業がゼロになった月に家計が一気に赤字になることがあります。

この記事では、残業代に依存した生活を続けてしまう典型パターンを正直に解説します。

この記事でわかること
  • 残業代ありきの生活がなぜ危険なのか
  • 残業代が消えた月に起きた家計崩壊の実態
  • 「基本給だけで生活する」仕組みの作り方
  • 残業代を「ボーナス扱い」にした後の家計の安定感

残業代ありきの生活の実態

社会人2〜4年目の3年間の平均月収:

項目 金額
基本給(手取り) 約22万円
残業代(手取り) 約3〜5万円(変動)
月収合計 約25〜27万円

この「25〜27万円」を前提に生活費を設計してしまうケースが多いです。

毎月の固定費・変動費の合計:約24万円

「残業ある月は少し貯金できる。ない月はギリギリ」という綱渡り状態になりがちです。

残業がなくなった月の家計

社会人4年目の秋、部署異動で残業がほぼゼロになる、というケースを見てみます。

その月の手取り:約22万円(基本給のみ)

費目 想定 実際
家賃 65,000円 65,000円
食費・外食 35,000円 35,000円
光熱費・通信費 12,000円 12,000円
その他固定費 30,000円 30,000円
変動費合計 40,000円 42,000円
貯金 30,000円 0円
収支 ±0 ▲2,000円(赤字)

貯金どころか赤字になりました。

まなぶくん
まなぶくん
毎月の固定費だけで赤字になるって、怖いですね…
やっとかめ
やっとかめ
これが「残業代ありきの生活」の末路。固定費が基本給を超えていたんだよ。残業がなくなったことで初めて「設計が間違っていた」と気づいた。

「残業代ありきの生活」の3つのリスク

リスク①:残業はなくなることがある

部署異動・会社の業績・プロジェクト終了など、残業は突然なくなります。残業代は「確実な収入」ではなく「変動する臨時収入」です。

リスク②:残業ゼロになる選択肢を選べなくなる

「残業がなくなると生活できない」状態だと、残業の少ない部署への異動・転職などを選びにくくなります。

キャリアの選択肢が「残業代ありきの家計」に縛られます。

リスク③:固定費が基本給に対して高くなる

残業代を前提に家賃・サブスク・保険などを決めると、基本給だけでは固定費すら払えない状態になることがあります。

「基本給だけで生活する」仕組みに変える方法

気づいた後に実施すると効果的なことです。

① 固定費を基本給の80%以内に設定する

基本給手取り22万円×80%=17.6万円を固定費の上限として設定します。家賃・保険・通信費・サブスクをこの範囲内に収めます。

② 残業代は全額先取り貯金にする

残業代が出た月は全額を別口座に移します。「生活費には使わない」を徹底します。

③ 家賃を65,000円→55,000円に引き下げる

更新時に引越しして家賃を1万円下げるだけで、月1万円・年間12万円の削減になります。

家賃は引越しが必要ですが、通信費なら今日中に動かせます。即効性でいえばこちらが先です。

格安SIMの不安解消 格安SIMは本当に繋がりにくい?不安を解消して月5,000円節約する方法

楽天モバイルの料金プランを見る残業10〜15時間分に相当する固定費削減・3GBまで1,078円

家賃以外の固定費も同時に落とせば、基本給だけでも回る家計に近づきます。手順はこちらです。

固定費チェック 固定費見直しチェックシート15項目【20代一人暮らしが上から順に確認するだけ】

変えた後の安定感

状態 変更前 変更後
残業ゼロの月 赤字 月2〜3万円黒字
残業あった月 ギリギリ 残業代が全額貯金へ
年間貯金 約0〜20万円 約50〜80万円

「残業代を生活費から外す」だけで、家計の安定感が大きく変わりました。

残業代と家計 よくある質問(FAQ)

Q. 残業代を生活費に組み込むのはなぜ危険なのですか?

A. 残業代は会社の業績・人員・制度変更で簡単に消える「変動収入」だからです。それを前提に家賃やローンを組むと、残業が減った瞬間に赤字転落します。固定費は「基本給の手取り」だけで賄えるように設計するのが安全です。

Q. 家計を基本給ベースに変えるにはどうすればいいですか?

A. ①基本給だけの手取り額を確認 ②その範囲に固定費+変動費が収まるよう見直し ③残業代は「全額、先取りで貯金・投資口座へ」の3ステップです。残業代を「ないもの」として扱うのがコツです。

Q. 残業が減って生活が苦しいです。何から手をつけるべき?

A. 即効性の順で①格安SIM ②サブスク解約 ③保険見直し ④食費の構造改善です。固定費で月1.5〜2万円下げられれば、残業10〜15時間分に相当します。「残業を増やす」より「固定費を下げる」方が健康的で確実です。

Q. ボーナスも同じ考え方ですか?

A. 同じです。ボーナスも業績次第で減る変動収入なので、生活費やローンの前提にしないこと。「基本給で生活、残業代とボーナスは全額資産形成へ」が最も頑健な家計構造です。

まとめ

  • 残業代3〜5万円を前提に生活設計した結果、残業ゼロの月に赤字転落
  • 「残業ありきの家計」はキャリア選択肢も縛る
  • 固定費を基本給の80%以内に設定・残業代は全額貯金へ
  • 基本給だけで生活できる設計にすると、残業代が丸ごと資産形成に回せる

残業代を当てにして生活費を組んでいる方は、今月の基本給だけで生活できるか確認してみてください。できなければ、固定費の見直しが必要なサインです。

まなぶくん
まなぶくん
残業代を生活費に入れないで全額貯金にできれば、かなり貯まりそうですね。意識が変わりました。
やっとかめ
やっとかめ
そう。「残業代は臨時ボーナス」という感覚で運用すると、生活の安定感も資産形成のスピードも全然変わるよ。

貯金の失敗 社会人3年目で貯金ゼロになるのはなぜ?よくある3つの原因を解説 家計簿公開 手取り28万円・20代一人暮らし男のリアルな家計簿を全公開【月の支出と貯蓄率】 固定費チェック 固定費見直しチェックシート15項目【20代一人暮らしが上から順に確認するだけ】 お金の勉強後悔 お金の勉強を20代でしないと、いくら損する?5年分の損失を計算してみた 28歳の転換点 28歳・貯金100万円以下で30代を迎えそうなときの立て直し方【1年で248万円のモデルケース】
🔍 記事を検索する