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「お金のことをちゃんとやろう」と思ったとき、何から始めればいいかわからない方は多いです。
節約?貯金?NISA?iDeCo?ふるさと納税?
全部やった方がいいのはわかっても、順番を間違えると効果が出ません。
この記事では、20代がお金の不安をなくすために最初にやるべきことを、優先順位順に解説します。たとえば生活防衛資金がないまま投資を始めると、急な出費のたびに積み立てた投資信託を、値下がりしている時でも売って現金化することになります。これでは長期で増やすという前提が崩れてしまう。お金の行動には、やるべき順番があります。土台ができていないうちに次へ進んでも、効果が出ないからです。
| ステップ | アクション | 所要時間 | 年間効果 |
|---|---|---|---|
| ① 固定費削減 | 通信費・保険・サブスク見直し | 1〜2時間 | 年間12〜36万円 |
| ② 先取り自動化 | 別口座作成・自動振替設定 | 30分 | 年間24〜120万円(貯蓄) |
| ③ ふるさと納税 | 返礼品選択・申請 | 30分 | 年間4〜10万円の節税 |
| ④ 新NISA | 口座開設・積立設定 | 2時間 | 長期で数百万円 |
| ⑤ iDeCo | 口座開設・積立設定 | 2時間 | 年間4.1〜8.3万円の節税 |
| 合計 | 約7時間 | 年間40万円以上 |
7時間の作業で、年間40万円以上の差が生まれます。 各ステップの具体的なやり方を、優先順位順に解説します。
ステップ① 固定費を削る(1〜2時間・効果:年間12〜36万円)
最初にやること:固定費の棚卸し。
毎月自動で出ていく固定費を削ることで、意志力ゼロで貯蓄額が増えます。
削れる固定費(優先度順):
| 費目 | 削り方 | 月の削減額 |
|---|---|---|
| 通信費 | 大手キャリア→格安SIM | 5,000〜10,000円 |
| 保険 | 独身・不要な保険の解約 | 3,000〜15,000円 |
| サブスク | 使っていないもの全解約 | 1,000〜5,000円 |
| 電力会社 | 新電力・楽天でんきに乗り換え | 300〜1,000円 |
まず通信費1つ見直すだけで月5,000〜10,000円が改善します。
通信費の見直しで一番よく出てくるのが「格安SIMは繋がりにくいのでは」という不安です。本当に繋がりにくいのかを、こちらで検証しています。
楽天モバイルの料金プランを見るステップ①を今日中に終わらせる・3GBまで1,078円・解約金なし
ステップ② 先取り貯金を自動化する(30分・効果:年間24〜120万円)
固定費を削ったら、次は「先取り貯金の自動化」です。
設定方法:
- 貯金専用の別口座を作る(住信SBIネット銀行・楽天銀行)
- 給料日翌日に自動振替を設定
- 金額は手取りの10%(月2〜3万円)から始める
「残ったら貯金」から「先に確保してから生活する」に変えるだけです。
ステップ③ ふるさと納税をやる(30分・効果:年間4〜10万円の節税)
先取り貯金が安定したら、ふるさと納税で節税を始めます。
なぜこのタイミングか:
- 年内(12月31日まで)に寄付すれば今年の住民税から控除
- 2,000円の自己負担で数万円の返礼品が受け取れる
手順:
- 年収から控除上限額を計算(さとふるの自動計算ツール)
- 返礼品を選んで寄付
- ワンストップ特例申請書を提出(確定申告不要)
ステップ④ 新NISAを始める(2時間・効果:長期で数百万円の非課税運用)
生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)を確保したら、新NISAでの積立投資を始めます。
そもそも生活防衛資金が何なのか・いくら必要かがピンとこない場合は、先にこちらを読んでください。
スタートの設定:
- 楽天証券 or SBI証券でNISA口座を開設
- 楽天・全世界株式インデックス or eMAXIS Slim全世界株式を選ぶ
- 積立額を設定する(楽天証券・SBI証券とも月100円から設定でき、つみたて投資枠の積立上限は月10万円)
「毎月何日に、いくら、何を買うか」を一度設定すれば、後はほったらかし。
この1〜3の手順は、実際の画面に沿って解説した記事があります。ここで手が止まりそうならこちらから進めてください。
どの証券会社にするか決めきれない場合は、こちらの比較から読むのが早いです。
ステップ⑤ iDeCoを始める(2時間・効果:年間4.1〜8.3万円の節税+老後資産)
NISAが安定したら、iDeCoで節税しながら老後資産を積み上げます。
メリット:
- 掛金が全額所得控除になる
- 60歳まで引き出せないことで「使いたい誘惑」から守られる
会社員の掛金上限(企業年金なしの場合):月23,000円。勤務先が企業型DCやDB(確定給付企業年金)に加入している場合と公務員は、月20,000円が上限です(出典:厚生労働省。2024年12月に月12,000円から引き上げられました)。自分がどちらに当てはまるかは勤務先に確認してください。
上限の月23,000円(年27.6万円)を積み立てた場合、税金がどれくらい安くなるかの目安です。
| 年収の目安 | 所得税率 | 1年で安くなる税金 |
|---|---|---|
| 〜400万円台 | 5% | 約4.1万円 |
| 500万〜600万円台 | 10% | 約5.5万円 |
| 700万円以上 | 20% | 約8.3万円 |
積み立てたお金は自分の老後資産として残ります。払うはずだった税金が減って、その分が自分の資産になるのがiDeCoの一番のメリットです。
※安くなる金額は、年収のほか家族構成や加入している保険などによって前後します。上の表はおおよその目安としてご覧ください。
※所得税率は「年収」ではなく「課税所得」で決まります。 課税所得は年収から給与所得控除・社会保険料・基礎控除などを引いた残りで、年収400万円なら約158万円です(独身・扶養なし・社会保険料は年収の約15%と仮定)。年収にそのまま税率を当てはめている解説が多いのでご注意ください。出典:国税庁 No.2260 所得税の税率
お金の不安解消 よくある質問(FAQ)
Q. 5ステップを全部やるのにどれくらいかかりますか?
A. 作業時間は合計約7時間ですが、1日でやる必要はありません。「今週は固定費、来週は先取り設定」と1ステップずつ進めて、2〜3ヶ月で完了すれば十分です。
Q. 順番を飛ばして新NISAから始めてもいいですか?
A. おすすめしません。生活防衛資金(ステップ②の貯金)がない状態で投資を始めると、急な出費のたびに積み立てた投資信託を売って現金化することになり、長期投資の前提が崩れます。ただし月100円からでも設定できるので、少額で「並行して慣れる」のはOKです。
Q. 実家暮らしでも同じ順番でいいですか?
A. 基本は同じですが、実家暮らしは固定費が少ない分、ステップ②の先取り額を手取りの30〜40%に引き上げるのがおすすめです。一人暮らし開始前の「貯めどき」を最大活用できます。
Q. 何から始めるか1つだけ選ぶなら?
A. 「スマホを格安SIMに変える」です。1〜2時間の作業で月5,000円以上が永続的に浮き、その成功体験が残りのステップを進める原動力になります。
まとめ
- 20代でお金の不安をなくすために最初にやること:固定費削減→先取り自動化→ふるさと納税→NISA→iDeCoの5ステップ
- 順番が重要(土台がない状態で投資を先にしても不安定)
- 合計7時間の作業で年間40万円以上の差が生まれる
- 「今すぐ始める」が最も大事
まず今日中に通信費(スマホ代)を確認してください。月8,000円以上払っているなら、格安SIMへの乗り換えが第一歩です。そこから始めれば、残りは全部つながっています。